「北の山・じろう」時事問題などの日記

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核燃料サイクル正念場 昨年撤退論も今秋には再処理工場完成

※補足説明
中間処理工場は、プルトニウムの抽出が主な目的です。本来軍事目的用の施設です。プルトニウムが必要なければ中間処理工場は、必要ありません。現在、約44トン強のプルトニウムを日本は保有しており、その処分を外国から迫られております。核爆弾5000発を製造できる量だそうです。中間処理工場は、濃い放射能廃液が直接、三陸の海に排出され海を汚染する事が予想されます。更に、中間処理をしたところで、その後の使用済み核燃料の残りかすを、処分する方法がないのは、同じです。総額約19兆円の無駄な事業です。得られるのは、ほんのわずかのプルトニウムとウランだけです。
※ご参考
六ヶ所再処理工場 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E5%B7%A5%E5%A0%B4
アイリッシュ海 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E6%B5%B7
ニュースNo.63アイリッシュ海から北極海までも汚染
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news63/news63irish.htm
ニュースNo.65セラフィールド再処理工場による海洋汚染の実態
http://www.jca.apc.org/mihama/News/news65/news65cesium.htm


MSN産経ニュース
トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm
核燃料サイクル正念場 昨年撤退論も今秋には再処理工場完成
2013.1.8 00:43 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130108/dst13010800460000-n1.htm
▼全文引用

 半世紀以上にわたり原子力政策の中核として構想されてきた「核燃料サイクル」が正念場を迎えている。トラブルが続出し完成が何度も延期された使用 済み燃料の再処理工場が今年10月、ようやく完成する。昨年は政府のエネルギー戦略の議論の中で「サイクル事業からの撤退」という声も上がり、事業自体が 揺さぶられた。はたしてサイクルが回る日がくるのか。(天野健作)

    ▼19回の完成延期

  透明な水をたたえたプールには、1万体以上の使用済み燃料が保管されていた。青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み燃料貯蔵施設。全国の原発から運び込 まれた燃料は2937トン(総容量3千トン)。プールはほぼ満杯だ。再処理工場が完成すれば年間800トン処理できる。原燃担当者は「早く工場を動かさな いと」と話す。

 だが再処理は一向に進まない。工場は平成9年に完成予定だったが19回も延期。使用済み燃料から出る高濃度の放射性廃液を ガラスで固める「ガラス固化体」工程がトラブル続きだったからだ。担当者は「溶け残った金属が炉の底にたまり、詰まってしまう。温度管理が大変難しかっ た」と説明する。

 温度を細かく調整し、今月3日には280本目(1本500キロ)のガラス固化体の試験生成に成功。工場完成に向けて、原燃の川井吉彦社長は「安全運転の確認はできた」と胸を張る。

     ▼建設費3倍に

  こうした遅延状況と「脱原発」の流れを受けて、内閣府原子力委員会の小委員会では昨年、「再処理工場の運転をやめるべきだ」との案も出た。投じた建設費も 当初計画の7600億円から、3倍となる2兆2千億円に増大。コスト面も含めて、再処理するのではなく直接地層に処分すべきだとの意見に傾きかけた。

  しかし青森県が「私どもはゴミ捨て場ではない。再処理から撤退すれば、たまったものは送り返す」と猛反発。県と六ケ所村、原燃は10年に「再処理を中止す る場合は全国の原発から運び込んだ使用済み燃料を搬出元に戻す」との覚書を結んでおり、あくまでも「中間場所」との位置づけだ。

 そもそも国内の原発には約1万4千トンの使用済み燃料がたまっており、貯蔵プールは7割が埋まっている。再処理がなくなれば、行き場のない燃料体が次々と出てきてしまう。

   ▼準国産エネルギー

 再処理から出るウランの資源価値も資源小国の日本にとって見過ごせない。国際原子力機関IAEA)によると、ウランの採掘可能年数は約80年。再処理ができれば「準国産エネルギー」として利用できる。

 再処理事業を行っている国は、フランス、英国、ロシアの3カ国だけ。日米原子力協定により、日本は非核兵器国の中で唯一認められている国だ。韓国も触手を伸ばしているが、朝鮮半島で核開発競争が始まりかねないため、米国側が難色を示している。

 ただ、再処理工場が稼動したとしても、ウランとプルトニウムを加工する「混合酸化物(MOX)燃料工場」の完成見込みは28年とまだ先で、MOX燃料を投じる高速増殖炉も動いていないため、核燃料サイクルは当面回らない。

 そして最大の課題は最終処分場の予定地が定まっていないこと。海外に再処理を委託して戻されたガラス固化体は千本以上あり、六ケ所村の「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」に一時保管されている。再処理工場が動けばさらに増える。

 こうした廃棄物の行き先が未定であることが、原発が「トイレのないマンション」といわれるゆえんだ。処分場の立地は、原子力発電環境整備機構(NUMO)が10年前から全国の市町村に公募しているが、行き詰まっている。

     


  核燃料サイクル 使用済み燃料には燃え残ったウランや生成されたプルトニウムがあり、これを再処理して繰り返し使う事業。青森県六ケ所村には、ウランとプ ルトニウムを回収する再処理工場や、混合酸化物(MOX)燃料に加工する工場など6施設が集積する。MOX燃料は高速増殖炉での使用が本命だったが実用化 の見通しが立たず、当面は通常の原発で燃やすプルサーマルを実施。使用済み燃料の再処理に伴い発生する高レベル放射性廃棄物はガラス固化体にし、地下深く に埋設する計画だが、最終処分場は未定。
MSN産経ニュース トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm



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