放射能と樹木や土壌の親和性について考えてみる
(※去年、2~3か月記事の掲載をしなかったので、今後去年の記事が増えます。このブログの趣旨は、記事(ニュース)の保管と広報にあります。従いまして、速報性はあまり重視していません。基本的に、自分の気になったメデイアやブログなどの記事を全部、掲載します。)
※さて、放射能と樹木や土壌は親和性があると言われています。今回は、樹木について考えてみます。基本的に一旦、樹皮に付着した放射性物質は、ほとんど風や雨の影響を受けずそのまま樹皮に留まるのではないかと思われます。そして、台風や強風が吹いた時に、少しずつ放射性物質を拡散し続けるのではないかと思われます。
※そして、山火事が起きたときに一気に放射性物質が拡散します。何処に行くか?何処で地上に降下するかは、その時に風任せ雨任せです。風に乗って拡散し、雨の降っている地域で地上に落ちるという事です。これは、関東地方が放射能に汚染されていることを考えれば分かると思います。2011年3月、関東地方が放射能に汚染されたとき、北風が吹き日本の南の海岸沿いに発達した低気圧がありました。北風に流された濃い放射能の雲が、前線にぶつかり雨がひどく降っていた関東地方を汚染したわけです。その後、濃い放射能の雲は前線の逆向きに吹く風に乗って、西に移動したと思われます。中部地方から関西地方まで放射能に汚染されたのは、このためだと思われます。
※もっとも、今回問題にしている汚染は、その時に比べると微量ともいえるくらいのものです。ごく少ないと言う意味です。しかし、微量であっても今後も、放射能汚染源があることになります。原発からも放射能は漏れ出し続けています。更に、下水汚泥の焼却灰や家庭ごみの焼却からも、微量の放射能汚染は続くことになります。
※今回は、樹木について分かりやすく書いたブログをご紹介します。
WINEPブログ
コナラ樹皮の放射能汚染
2012-10-30 05:09
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1556.html
頻発する山火事!:放射能を再拡散させ住民の内部被ばくを助長する
2013-03-18 07:25
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1650.html
※山火事だけでは、ありません。
汚染地域の下水処理場の汚泥の焼却
汚染地域の家庭ごみの焼却
これも、放射能汚染の二次拡散の原因になります。
※ある地域で、ものすごい放射能汚染の誤解を示す記事を読んだ記憶があります。
それは、被災地のガレキを受け入れたある自治体の話です。
被災地のガレキが、コンテナで運び込まれその自治体の首長も立ち会って放射能汚染の計測をしたという話です。
その計測方法とは??
何と??コンテナ付近の空間放射線量を計測していました。
そして、空間放射線量が低いので、「安全だ!」と納得していました。
こんな事例は、沢山あるのではないかと思われます。
※こんな場合に、空間放射線量を計測しても意味はありません。
『そのガレキを燃やして、どれだけの放射性物質が空中に拡散されるか??
焼却灰に、どれだけの量の放射性物質が残留するか??』
これが、問題なわけです。
◎◎!としか言いようが、ありません??
※空間放射線量(シーベルト)は、主に外部被曝(概ね、急性被曝)を問題にするときの単位です。
※空間放射線量が低下したとしても、内部被曝の時に問題になるベクレル単位の汚染が無くなったかは、実際にベクレル単位の放射能汚染の計測をしてみないと、危険か危険性が少ないか(または、ないか)の判断は出来ません。
※長々と駄文を書いてしまいましたが、本タイトルの結論は、最初の太字の部分です。結論を先に書いてしまったため、ついつい「尾ひれ」を付けてしまいました??