「北の山・じろう」時事問題などの日記

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虚偽メニュー/顧客の感覚では“偽装”だ【社説】<河北新報 2013年11月09日>

河北新報

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虚偽メニュー/顧客の感覚では“偽装”だ【社説】
2013年11月09日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2013/11/20131109s01.htm
▼全文転載

 まるで底なし沼にでも落ち込んだかのように、次から次へとメニュー表示のうそが明らかになっている。
 多くのホテルや料理店は「意図的な偽装ではない」などと認識不足や連絡ミスに原因を求めている。だが、素人でも見抜くことができるような食材の違いだったケースもある。
 食べた側からすれば、メニューで明示した内容が明らかに虚偽なのだから「不注意」などでは納得し難い。それだけで信頼を根底から損ねる偽装行為だということを肝に銘じるべきだ。
 使っている食材の虚偽表示は阪急阪神ホテルズ大阪市)をきっかけに全国で発覚した。シバエビなどとメニューに書いてあるのに、実際は別のエビを使ったケースが目立つ。
 旅館「奈良 万葉若草の宿 三笠」(奈良市)や近鉄ホテルシステムズ大阪市)、百貨店の高島屋(同)、三越伊勢丹(東京都)の店舗などで発覚した牛肉の問題も重大だ。
 海外産の加工肉を使っているのにメニューでは「和牛ステーキ」にしたり、牛の脂肪を後で注入した加工肉を焼いて「ビーフステーキ」と称していた。
 脂肪注入肉と通常の肉は調理前なら一般的に見た目がかなり違うし、価格も違う。加工肉を使うならメニューに表示しなければならない。そう知りつつ使ったとしたら、顧客をだまして不当にお金を得る悪質な行為だと見なされても仕方ない。
 もし、加工肉と表示する必要がないと思っていたならば、食べ物を提供する資格はない。
 三笠では、海外産牛肉に小麦や大豆などを入れて成型した加工肉を子ども向けに提供していた。アレルギー反応を起こす可能性のある物質が含まれている。知らずに食べて、アレルギー反応を起こしたら大変な事態になる。
 全国で明るみに出たのは、食材そのものが違っていたり産地が異なっていたりしただけでなく、鮮魚が冷凍だったり有機野菜がそうでなかったりと、まさに何でもありの状況だ。
 世間に広く知られた百貨店やホテルでも虚偽表示が続いていたことには驚くしかない。業界のモラルが広範に劣化していたことを疑わせるのに十分だ。
 最初は仕入れの問題やメニュー作成のミスが原因だったのかもしれない。だが、次第に感覚がまひして自浄能力を失い、ついには何とも思わなくなったのだろうか。
 高価な食材の利用をうたいながらその実、安価な別物に変えていれば、不当な利益を手にすることもできる。それが目当てであったのであれば、もはや言い訳できない。
 ここまでまん延していると、法的な規制の強化もやむを得ないのではないだろうか。せめて生産、流通段階と同等の透明性を確保しないと、消費者は一方的に不利益を被る。
 飲食を提供する側の心掛けが最も大切なのは間違いないが、最低限のマナーを守らせるような仕掛けも必要だ。


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※この一連の事件に関して、批判しているのか?擁護しているのか??意味不明な記事が多く見られました。少なくとも、これくらいは書くべきだと思います。

 

ミートホープ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%97

 

ミートホープ」の時は、その責任が厳しく追及され、会社は倒産しました。

2002年に偽装が発覚し、当初はもみ消されそうになりました。その後、2006年に至り、大手新聞社の調査により偽装が証明され、その後偽装事件として刑事事件になりました。新聞には、社会的正義が必要だと思います。新聞から、社会的正義が失われれば、新聞に存在価値はないと思います。