「北の山・じろう」時事問題などの日記

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「内部被曝」についてー目次 2007/10/13

内部被曝」について
目次
2007/10/13
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/note/naibuhibaku/naibuhibaku1.htm#mokuji

 

内部被曝」について


 

目次

 

第1章 内部被曝」とは
1.1 わたしの発端
1.2 乳ガン死亡率の上昇
1.3 チェルノブイリ事故の影響
1.4 アメリカの内部被曝を認めない態度
第2章 アメリカの「内部被曝」を認めない態度(続)
2.1 放射線の発見
2.2 最初の原爆実験
2.3 プルトニウム汚染
第3章 アメリカの「内部被曝」を認めない態度(続々)
3.1 放射能物質のバリケード計画
3.2 原子爆弾放射能
第4章 核兵器と“核の世紀”
4.1 アメリカ政府の公式見解
4.2 核の世紀
第5章 原子力発電所
5.1 原子核分裂
5.2 原子爆弾と原子炉
5.3 原子力発電
5.4 原子力発電(つづき)
5.5 原子力発電と放射性物質
第6章 放射能
6.1 放射能の単位
6.2 放射線源の強さ
6.3 放射線照射の強さ
6.4 放射線照射の生体への影響度
6.5 JCO臨界事故の中性子
第7章 低線量被曝
7.1 理想的な毒
7.2 アリス・スチュワート
7.3 低線量
7.4 低線量(つづき)
7.5 外部被曝内部被曝
第8章 劣化ウラン弾
8.1 劣化ウラン
8.2 劣化ウラン弾
8.3 劣化ウラン放射能は無害」とする説
8.4 ホット・パーティクル
8.5 放射性物質におおわれた地球





 http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/note/naibuhibaku/naibuhibaku7.htm#75setsu
(7.4)  低線量(つづき)

★一部引用

(途中省略)

いずれにせよ、こういう細胞に対する深刻なダメージが体内のごく狭い範囲に集中して生じる。これが内部被曝によるアルファ線ベータ線による被曝の特徴である
これに対して、外部被曝の場合は、同じ当量の放射線を浴びても全身に平均化してまばらにダメージを受ける。ダメージが分散して生じるために、低線量であれば細胞による修復が(一般には)容易である。局所同士のダメージの密度は、体積比で効くから1010程度も線量評価が違ってくることになる。(下図およびこの節全体は、矢崎克馬(琉球大)「内部被曝について考える」から多くを学びました。

 

(途中省略)

 

外部被曝内部被曝の違いをあげてみる。

  • 外部被曝は、X線やガンマー線のように透過力の強い放射線によって、体外にある線源からの照射を典型と考えている。アルファ線ベータ線は、特別に皮膚に接しているような事情がなければ、外部被曝としては通常は無視できる。(透過力が強いということは、生体組織との相互作用が弱いということである。同じエネルギーなら、生体組織へのダメージが大きいほど、透過力は弱い。すぐ止まるから。
  • 外部被曝は、生体に“一様”に“平均的”に照射されるような場合に適用される概念である。「全身照射」という語もそういう状況を含意している。線源が体外にあれば“外部被曝”と言って差し支えないだろうが、実際には、ある平均化された一様な放射線束に照射されるという状況にたいして使われている。ICRPなどがそうである。
  • 内部被曝は、単に、体内に線源が入ったというだけではない。アルファ線ベータ線が、生体内のきわめて狭い範囲の細胞に集中的にヒットし続けるという点で、生体へのダメージのあり方が外部被曝とはまったく異なる。場所的に集中しているだけでなく、時間的にも継続してヒットされる。「細胞周期」の数時間~十数時間がとくに“敏感”にダメージが生じるとされる。
  • 内部被曝スポット的に効くので、それがガン化を誘発する可能性が高い。しかも、ある程度強い放射能の粒子であればその細胞を殺してしまうのだが(ガン化さえなされない)、非常に弱い放射能を持つ場合に細胞の遺伝子を損傷するが細胞を殺さないというガン化に都合のいい状態が出現する。その細胞が増殖する機会があれば、ガンが発現するのである。

CRP(国際放射線防護委員会)の1990年の勧告は、放射線による障害について、外部被曝を基準にモノを考えていた。この勧告は、内部被曝について正当な位置づけを与えていない

 

 (以下省略)

 

 

★専門的な話が多く、分かりにくいと思います。この部分が外部被曝内部被曝の違いを分かりやすく説明していると思います。