「北の山・じろう」時事問題などの日記

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2023・2・18ウクライナ紛争>ウクライナの外交的勝利(ミュンヘン会議)

ワールド
2023年2月18日6:12 午前Updated 11時間前
ミュンヘン会議に約50人の米議員、ウクライナへの超党派支援示す
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-munich-usa-idJPKBN2UR1NG

アメリカ共和党は、どちらかと言うとウクライナ支援に制限をかけたい立場でした。
その流れが変わったのが、アメリ超党派議員団(3人だったと思います)がキーウ訪問しウクライナ大統領や政府要人と会談を持ち、キーウ近郊のロシア軍の戦争犯罪現場も視察したと思います。この時共和党を代表して参加したのは、リンゼー・グラム上院議員共和党)だったと思います。

実は、アメリカ人は日本以上の巨大な島国根性の持ち主で(アメリカにとって)外国のことを、あまり知りません。今だって、北朝鮮がどこにあるか知らない国会議員は、結構いると思います。イランなんか地球の裏側の、どこかだろう程度の認識ですね。

しかし、この超党派議員団のキーウ訪問をきっかけに流れが大きく変わりました。共和党の大物議員がアメリカ政府に、戦車供与を強く働きかけました。それで、アメリカ政府も新型戦車の供与を決定しました。
ドイツ政府は、単独での戦車供与を決断しませんでした。アメリカが供与するなら、ドイツも供与するという方向に最終的に意思決定しました。
そして、アメリカが戦車供与を内定したのを確認してドイツ政府は、ドイツの戦車供与と他国のドイツ製戦車の転売を許可しました。その後は、スムーズに運び、現段階でウクライナに供与の決まっている戦車は、300両を超えています。戦車兵の訓練も2月の初めから始まっています。

今回、17日に開幕したミュンヘン安全保障会議には、アメリカの超党派議員団が、50名参加しました。
アメリカ上院と下院の大物議員は、ほぼ全部参加しています。中でも大ベテランの共和党上院のミッチ・マコネル院内総務が、参加しウクライナ支援を表明したと言うことは
アメリカ議会が上院・下院とも、ウクライナの全面的な支援の意思決定をしたということです。

それを代表した共和党上院のミッチ・マコネル院内総務のコメント・・
「われわれはこの会議と世界中の人々に明確なメッセージを送るためにここにいる。米国は超党派で全面的にウクライナを支援する」

鬼より怖いアメリカの議会。
大抵、話がまとまらない事が多いのですが、アメリカに取って重大な事柄が発生すると、団結します。
50人規模の超党派議員団が、海外の会議に参加したのは初めてのことでしょう。

それは、ウクライナ問題をアメリカ議会がアメリカの脅威と判断したと言うことです。
つまり、ウクライナ支援に関してはバイデン大統領は議会対策をする必要がなく、必要に応じて支援の内容や金額を決めるだけでいいと言うことです。
これまでもアメリカは、巨額の供与を実施してきました。今後は、その金額の上限がなくなります。
ウクライナ問題に関しては、バイデン大統領は、ダッチロール状態にならず任期の最後まで関与することが出来ます。

それは、アメリカが国家としてロシアと(直接戦争はせずに)対決するという明確な意思表示であり、ウクライナが勝つまで支援を継続するという意思表明です。

アメリカがそうするのであれば、NATOの他の国々もその他西側の立場にいる国々も追随するでしょう。武力で他国を侵略する物は許さない!と言う意思表明でもあります。

ウクライナは、ロシアがウクライナ領から撤退するまで軍事その他の支援を、受け続けることが出来ます。戦後の賠償問題や戦争犯罪でも大きな支援を受けられると思います。

ロシアが戦争で勝利する道は、完全に閉ざされたと言えます。あとは、どう負けるかの問題です。さっさと全面撤退して交渉するのか?
ウクライナ領のロシア軍が、全滅するまでやるのか?

時間の経過は、ウクライナに味方します。武器が全部、西側の武器に置き換わっていき、さらに強化されます。ほとんど旧式の武器で戦って、互角に戦ったウクライナ軍は時間の経過とともに強化されていき、やがてはウクライナ領のロシア軍は、全部壊滅するか駆逐されるでしょう。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/