「北の山・じろう」時事問題などの日記

 ☆今は、無きブログのタイトル☆ 『取り残された福島県民が伝えたいこと』 管理者名 「取り残された福島県民」 当時のURL>http://ameblo.jp/j-wave024/

イギリスのユーロ離脱の深謀遠慮と米・日・英の連携強化の動き

今にして思うと、イギリス政界の奥の院は、今日を予想していたんだと思います。
もちろん、イギリスがユーロ離脱を決定した時は、将来の可能性の一つにすぎませんでした。
簡単に言うと?
沈みゆく船から逃げ出したということです。
もう、ユーロはぼろぼろと言うしかない状況です。
ユーロの経済の中心はドイツ。
そのドイツは、ユーロ域内とロシア貿易で多額の利益を得、それを補強するのはロシア産の安いエネルギーでした。今、その構造が崩れつつあります。

ヨーロッパ各国で右派・極右が台頭する理由は、庶民の生活が貧しいからです。西欧文明は、衰退しつつありもう元に戻ることは、ないように思えます。

困窮する弱者を「極右」と蔑むだけでは、「西洋の没落」と「次こそルペン」は不可避
2022年04月26日(火)11時21分
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2022/04/post-151.php

ドイツ経済が、こけたらその後ユーロ経済をけん引していく国は、ユーロには見当たりません。つまり、長期のユーロ圏の衰退は続くと言うことを示唆しています。

一方で、ユーロを離脱したイギリスは、アメリカと日本との連携を強めつつあります。むしろウクライナ紛争を機に急速に加速しているように見えます。

この辺りに大英帝国のしたたかな、時代の読みと行動が見て取れます。

イギリスは、日本列島の価値を知っています。
そう、明治維新はイギリスとフランスの代理戦争でした。
結果、イギリスが支持した倒幕勢力が勝利し明治政府が誕生しました。その後、明治政府とイギリスは関係を深め日英同盟へと関係は、深まりました。
日本の政治制度がイギリスと同じなのは、それが理由です。違う言い方をすると現在に通じる日本の繁栄の黎明期に日本のモデルとなったのが、最盛期の大英帝国です。

イギリスの政治・外交的目的は、南下政策を取る旧ロシアに対する対抗手段でした。つまり、旧ロシアに対する盾として日本を利用しました。

今、またイギリスは日本に接近しています。
それは、ロシアに対する備えだと推測します。
そして日米は、大きな脅威に直面しています。
中国の対外膨張政策です。
台湾海峡でいつ火が吹くか分からない状況です。
ここで日本に恩を売っておけば、ヨーロッパでイギリスがロシアの脅威と対決する局面が生まれたなら、日本の支援が期待できるでしょう。

イギリス外交の奥の深さを感じます。
先の流れを予測し、リスクに対する備えをしておく。
したたかで賢明だと思いました。

そして、米・日・英とも海洋国家です。
世界三大海洋国家連合が生まれようとしつつあります。
日本は、地理的位置から否応なく大国のパワーゲームが発生するとそれに巻き込まれます。
日本列島に影響力を行使する国が、太平洋の覇者となれるからです。

その意味するところは?
海洋国家連合と大陸国家連合の、せめぎあいが近い将来起きる可能性を示しています。
大陸国家連合は、ロシアと中国です。
それは、もう始まりつつあり日本は動乱の中心地に位置しています。それを可能性の一つとして予測し、覚悟は決めておく必要があると思います。
日本政府は防衛産業のテコ入れを始めました。
何かを予測しているから、そうしているのでしょう。

☆ちなみに?
以上は、全て公開情報(オープンソース)を基に私が個人的に推測したものであり、フェイクニュースとは違います。あくまで、起こり得る近い将来の可能性を推測したものです。

☆追記
イギリスとアメリカは、古い時代は親子の関係で今は兄弟の関係です。ほぼ行動を共にし運命を共に歩みます。そのイギリスが、東アジアで行動を活発化させるには、何か理由があるはずです。なぜ?こんな遠い極東に最近、姿を見せるのか?

 

 

www.jrc.or.jp