「北の山・じろう」時事問題などの日記

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衝撃リポート アベクロ異次元緩和が招いた「悪いインフレ」<日刊ゲンダイ 2014年3月>

★不況下のインフレを、何と言うか??

スタグフレーション - Wikipedia

アベノミクススタグフレーション(不況下のインフレ)になる
2013/04/25 14:09
http://textream.yahoo.co.jp/message/200000005/bcabl1edebf7ambadba4k0bgdcbf8bb0bba?comment=12349

 

★通貨・円が下落しても利益が出るのは一部の巨大輸出企業だけです。輸出企業といえども、海外に生産拠点を持つ企業が多いのですから、ごく一部でしょう。一方、多数ある内需企業は輸入物価が増えるのですから円安はマイナス要因にしかなりません。電力業界を見るとよく分かると思います。1ドル80円の時代から見ると、輸入物価は、約25%上昇しています。

 

★円安誘導政策は、戦後の経済成長の時代には効果がありました。現在は、経済成長の時代ではありません。先進国はみな同じです。せいぜい現状維持が精一杯のところでしょう。成長しないと言うことは、不況であることになります。不況の中で、どのように経済活動と国民生活を維持していくかの問題です。

 

★消費税増税と言い、一部輸出大企業にしか恩恵はありません。公共事業のバラまきを始めたので、東京オリンピック東日本大震災の復興の面から建設業界には恩恵があるかもしれません。現在の政策で恩恵を受けるのは、これくらいしか思いつきません。

 

★生活者と言う観点から見ると、最悪の政策です。良く、こんな政策を国民が支持するものだと感心します。

 

★先に関連記事

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2014年2月17日
http://gendai.net/articles/view/news/148026

 

日刊ゲンダイ
トップ >http://gendai.net/

衝撃リポート アベクロ異次元緩和が招いた「悪いインフレ」
2014年3月27日
http://gendai.net/articles/view/news/149018

▼全文転載

 

アベノミクス庶民イジメだったことがハッキリした。大メディアは大手企業のベア実施を受け、賃上げムードをあおっているが、円安がもたらした“悪いインフレ”で、サラリーマン生活はやっぱり苦しくなっていた。そんな実態を裏付ける衝撃のリポートが出た。

 日本のインフレ率は1%台半ば近くまで上がってきているが、それは生活者にとってうれしくないインフレ――。シンクタンクとして知られる東短リサーチの加藤出チーフエコノミストは最新リポートでそう書いた。

「海外の消費者物価指数と日本のそれがあまりにもかけ離れていた。きちんと検証してみようと思ったのです」(加藤出氏)

 その結果にガク然とする。米、独、仏、英の「財」(目に見える商品)のインフレ率は明らかに低下傾向だが、日本は円安の影響で急上昇しているのだ。米や仏の0%前後に対し、日本は2.2%アップ。日本だけが悪い物価上昇に陥っている。

 

「日銀の黒田東彦総裁による異次元緩和からほぼ1年です。アベクロのもくろみ通り円安は進みましたが、恩恵を受けたのは輸出企業などごく一部に過ぎません。輸入価格の上昇で、庶民は電気代や食料品など生活費の上昇に苦しめられているのです」(市場関係者)

■日本だけが“高い買い物”を強いられている

“加藤リポート”にある世界の物価指数を見ると、その実態がよく分かる。
 ガソリンは米国がマイナス2.5%、ドイツもマイナス6.7%と値下がりだが、日本はプラス6.9%。コンピューター(デスクトップとノートパソコン) も、米とドイツは7~8%程度下がったが、日本は13.9%の上昇。テレビに至っては米が価格競争により12.6%も下落しているのに、日本は円安のマイ ナス効果で3.7%アップだ。

 アベクロの陰謀で、日本だけが“高い買い物”を強いられていることになる。
「4月以降は消費増税の影響も出てきます。食品関係は、これまで値上げをガマンしてきた会社も多いので、便乗値上げの心配があります。そうなると生活コストはますます上昇しかねません」(加藤出氏)

 

 それでも賃金アップが物価上昇を上回れば、不安は薄まるが、現実は違う。第一生命経済研究所首席エコノミストの嶌峰義清氏もこう言う。

「すでに物価は1%上昇し、4月以降は消費増税の影響で物価の上昇率は2%程度上乗せされるでしょう。つまり約3%のインフレになりますが、連合の統計によると、ベアを含む賃金アップ率は2.1%に過ぎません。実質賃金は低下することになります」

 年金生活者や、賃上げ余力のない中小・零細企業に勤めるサラリーマンはもっと深刻だ。
 この1年、マヤカシの景気回復ムードにだまされた。それが、これからも続く。庶民はよく考えた方がいい。


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