「北の山・じろう」時事問題などの日記

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そもそも1991年ウクライナ独立の経緯とその後の経緯・東洋経済から<2023年11月

東洋経済 ONLINE

ウクライナ戦争「アメリカが原因作った説」の真相 
2022/04/03 9:00
https://toyokeizai.net/articles/-/578952?page=2

一部引用>

アメリカ・シカゴ大の国際政治学者、ジョン・ミアシャイマー教授

「今回のウクライナ戦争の原因を作ったのは西側諸国、とりわけアメリカだ」

もともとこれらの国々は、西側のNATOに対抗し、ソ連を盟主とした東ヨーロッパ諸国が結成した軍事同盟のワルシャワ条約機構のメンバーだ。しかし、冷戦終結に伴い、1991年に東側のワルシャワ条約機構が解散した一方、西側のNATOは存続して拡大を続けてきた。冷戦後、唯一の超大国となったアメリカ、とりわけ民主党ビル・クリントン政権が1990年代後半にNATOの東方拡大を本格化させた。

政治学者でソ連史研究家の法政大名誉教授の下斗米伸夫氏は、著書『ソ連を崩壊させた男、エリツィン』(作品社)の中で、アメリカが「(1990年の)ドイツ統一後の同盟不拡大の東西合意を反故にした」と指摘している。

・・・・・

プーチン大統領はかねてNATOの東方拡大に強く反対してきた。ミアシャイマー教授は、このNATO東方拡大問題が2008年4月にルーマニアの首都ブカレストで開かれたNATO首脳会議で一気に爆発したと指摘する。この会議では、時のブッシュ・アメリカ大統領が旧ソ連ウクライナジョージア(旧グルジア)のNATO加盟を提案。ウクライナジョージアNATO加盟を明確に表明した。

今から振り返れば、ドイツとフランスはとても冷静で、ロシアから無用な反発を買うことを恐れ、アメリカの提案に反対した。しかし、結局、ウクライナジョージアの将来的なNATO加盟については合意に至った。

ミアシャイマー教授は「ロシアはこの時、明確にウクライナジョージアNATO入りはロシアの国の存亡に関わる脅威であり、受け入れられないと主張した」と指摘し、今回のウクライナ戦争の起源だと言い切っている。

ロシア軍は、そのNATO首脳会議から4カ月後の2008年8月にジョージアに軍事侵攻した。

2014年のロシア軍によるクリミア侵攻については、ミアシャイマー教授は「クリミア半島にはセバストポリという(黒海に面した)重要な海軍基地がある。ロシアがここをNATOの基地にさせることなど考えられない。これがロシアがクリミアを奪った主な理由だ」と指摘する。

そして、同教授は、1962年にアメリカの喉元にあるキューバソ連の核ミサイルが配備され、ケネディ政権がそれを撤去させた「キューバ危機」を例に挙げた。

 

このアメリカの危機対応は諸外国による南北アメリカ大陸への干渉を拒否するアメリカの「モンロー主義」であるとし、ロシアも、それと同じように自らの「裏庭」に当たるウクライナを西側の対ロシア防波堤と化すことは決して認めない、と指摘した。

 

その指摘通り、2014年のロシアのクリミア半島への侵攻以来、ウクライナは新しい東西対立の最前線となってきた。ロシアにしてみれば、ポーランドルーマニア、バルト3国などに加え、ウクライナまでもがNATOに加われれば、NATOとの間の「緩衝地帯」を失うことになる。

・・・・・

ミアシャイマー教授は、ウクライナでは2014年2月中旬、アメリカの支援を受けて拡大したクーデターが勃発。親ロシア派のヤヌコビッチ大統領が同月22日、デモ隊の動きを止められずに騒乱の中に解任され、親米派のリーダーが後釜に据えられた事実を指摘した。そして、ロシアはこれを容認せず「違法な政権転覆」と非難、同年3月1日のクリミア軍事侵攻につながったと同教授は述べている。

このウクライナの政変は、プーチン大統領が力を注いでいた2014年のソチ冬季オリンピック期間中に起き、プーチン氏としてもメンツをもろにつぶされる格好になった。

<引用終わり

 

ロシアとウクライナが「こじれた」複雑すぎる経緯
歴史で紐解く「ウクライナは民族国家なのか」
2022/02/25 15:00
https://toyokeizai.net/articles/-/514936

https://toyokeizai.net/articles/-/514936?page=3

一部引用>

一方、レーニンの主張に対して、マルクス主義の革命家・哲学者であるローザ・ルクセンブルク(1871~1919年)は、ウクライナ民族の創設について、民族は恣意的に創られるものではないと批判する。この問題が、ウクライナには重くのしかかることになる。

・・・・・

第二次世界大戦では、ソ連ヒトラーのバルバロッサ作戦(1941年)によるソ連侵入によって、大きな被害を受ける。連合軍の勝利の後、ロシアはウクライナ共和国を拡大し、ポーランドハンガリールーマニアチェコスロバキアと直接接するように国境地域を拡大する。結果的にウクライナにロシア人以外が住むようになる。とはいえ、ウクライナの人口の多くはロシア語を話すロシア人であった。

1991年のソビエト崩壊によって、ソ連の共和国が独立していく。その中にウクライナもあったが、ロシアはこれらの地域がNATO北大西洋条約機構)に入らないという条件付きで、独立を認めた。

<引用終わり

 

ロシア「突然の軍事侵攻」その先にある4つの狙い 
2022/02/25 10:30
https://toyokeizai.net/articles/-/514923

世界が大騒ぎ「ロシアのウクライナ侵攻」その理由
2022/01/31 9:00
https://toyokeizai.net/articles/-/507676