「北の山・じろう」時事問題などの日記

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ウクライナを支援する人々、そしてロシアから遠ざかる人々・2022年06月03日(金)15:06

ロシアの独裁者の身勝手な野望は、中国以外の全ての西側の国々や人々をウクライナ絶対支持で団結させました。

特筆ものは、リトアニア市民です。
ウクライナにトルコ製のドローンを寄付するために募金活動を始めました。目標額がすぐに集まり、ドローンの購入を申し込みました。普通、一般市民に武器など売りません。
【反露のリトアニア、市民が募金で軍用ドローンをウクライナに購入】
2022年5月30日(月)16時48分
ナタリー・コラロッシ
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/post-98770.php

ところが?

トルコ企業、無人攻撃機リトアニアに無償提供 最終的にウクライナ
2022年6月3日 12:23 発信地:イスタンブール/トルコ [ トルコ 中東・北アフリカ リトアニア ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3408097?cx_part=top_latest

トルコ企業は、募金の分のドローンを無償提供し、募金額はウクライナ支援に使ってほしいと言いました。

つまり、トルコの大統領の許可と指示があったことになります。トルコの大統領は、プーチンと仲がいいです。だから、これまでは中立的な立場を取っていました。
(陰から)ウクライナを支援する方向に舵を切ったことになります。つまり、ロシアと距離を取ることに外交を変更したことになります。トルコもNATOの一員ですから、それを明示したことになります。これでプーチンの仲間が一人減りました。

パキスタンウクライナに支援物資】
2022年6月3日 12:36 発信地:ラワルピンディ/パキスタン [ パキスタン アジア・オセアニア ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3408120?cx_part=top_category&cx_position=1

パキスタンは、元親アメリカで現在は親中国です。
ビンラデイン殺害から、親中国に外交政策を急に変えました。パキスタンは、ほぼヨーロッパの問題とは無関係です。どうして、そうするのか?
アメリカとの関係を修復したい意図が見えます。
反ロシアの立場を明確にしました。必然的に中国との関係がぎくしゃくします。その布石です。

【OPECプラス、増産ペース拡大で合意 ロシア減産分補填へ】
2022年6月3日12:09 午前2時間前更新
https://jp.reuters.com/article/oil-opec-idJPKBN2NJ1BI
これまで湾岸の産油国は、結構ロシアとの関係も深かったです。だから、ロシアに配慮して原油の増産依頼を断ってきました。
しかし、原油の増産を決定しました。
つまり暗黙にロシアと距離を取り、ウクライナを支援しないまでもウクライナに不利なことはしないでしょう。
これで原油価格の上昇に歯止めがかかると思います。
(これはロシア原油依存からの脱却を目指すヨーロッパ諸国を間接的に援助しています)
原油価格が下がると、ロシアの現金収入は減ります。
ここでも、ロシアを暗黙で支持してきた国々の支持を失ったことになります。

ロシアのエリートに広がる「ポスト・プーチン論議 有力後継は【解説委員室から】
2022年06月02日13時00分
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202206kaisetsuiin027

こんな記事が出てくること自体、ロシア国内でもプーチン後の政治が有力者の間で話し合われていることを示唆しています。具体的に考えられるのが「病状悪化を理由にした強制入院=強制隔離」です。

ついにロシアを見限った、かつての「衛星国」たち
2022年5月19日(木)18時42分
エリカ・マラト(米・国防大学准教授)、ヨハン・エングバル(スウェーデン国防研究所)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/post-98709.php

かつて、ロシアの衛星国であった国々も今回のウクライナ軍事侵攻を受けて、ロシアから距離を置き始めています。

そして、フィンランドとスウエーデンはNATO加盟申請をしており、早急に認められる方向です。
その間の安全の担保を、NATOは与えました。

南はトルコから北はフィンランドに至るまで、長大で強力な、対ロシア包囲網が完成しました。フィンランドとスウエーデンは中立政策をとってきた国ですから、どちらも強力な国防軍保有しています。フィンランドは小国ですが仮想敵国がロシアですから国防軍は、ロシアを除けばヨーロッパ最強と噂されています。
北欧の軍事大国2か国をNATOに追いやったことになります。ただでさえロシアはNATOに対して劣勢でした。一段と劣勢になりました。

ロシアの友人であるはずの中国の一部識者は?

「大国ロシアは過去になる」中国元大使が異例の発言
Russia Heading for Defeat in Ukraine—Former Chinese Ambassador
2022年5月12日(木)17時36分
ジョン・フェン
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/05/post-98670.php

もっとも、これは中国国内では即時削除されたそうです。親ロシア的な中国の国家主席は、この秋三期目を目指していますが、コロナ対策の誤りと外交政策の誤りで支持を減らしているのは、間違いありません。
習近平 - Wikipedia」が国家主席の座から去れば、中国の外交政策は変更されると思います。

そうなれば、ロシアを支持する国は?
北朝鮮ベラルーシ、シリア
これ位しか見当たりません。

ロシアに残された道は、ロシアの指導者を変えウクライナと無条件全面和解をし、ウクライナ再建の協力を約束しウクライナ領から全面撤退するしかありません。

ウクライナ軍の犠牲も大きいです。
それ以上にロシア軍の人的・装備的損害は大きいです。
ウクライナ軍には、日々新しい武器が到着しつつあります。そして西側世界全体の支援があります。
ウクライナ軍は、今東部の戦線を持ちこたえれば、やがて勝利します。
現在、北東部のロシア軍を排除中です。
南部でも反撃が始まっています。
やがては、それらの方面軍が北と南から東部にいるロシア軍の攻撃に参加するでしょう。
ロシア軍に残された道は、全滅するか?降伏するか?逃げるか?三つのうちから選ぶことは、出来ます。