「北の山・じろう」時事問題などの日記

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フィンランドのNATO加盟申請が決定されたようです

2022年05月15日(日)08:24

フィンランドプーチン氏にNATO加盟通告 ロシアは送電停止
2022年05月14日22時26分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051400432&g=int

正式な加盟申請は、月曜日以降の早い時期だと思います。
ロシアに事前通告を行いました。
ヨーロッパの軍事バランスは、劇的にロシアに不利に変化します。
ロシアが何としても避けたかったことがウクライナ侵略により、起こりました。
フィンランドには、ロシアと1300kmに及ぶ国境線があります。
フィンランドが中立政策を堅持する限り、ロシアはここを警戒する必要が、軽減されていました。

フィンランドとロシアとスウエーデンには、長い歴史があります。フィンランドは、昔北欧の軍事大国であったスウエーデンとロシアの戦場となることが多かったのです。スウエーデンが強い時代には、スウエーデンの支配地となりロシアが強い時代には、ロシアの支配地になりました。

フィンランド独立宣言 - Wikipedia
1917年12月6日

歴史の経過をたどり、スウエーデンは中立国に変化しました。ロシアは、今も同じです。(侵略志向がある)
結果として、スウエーデンとフィンランドは、姉妹国家となり運命を共に歩むようになります。
スウエーデンにとってフィンランドは、ロシアに対する盾です。
フィンランドは、旧ソ連の軍事侵攻を受けほぼ独力で2度の旧ソ連との戦争を戦い独立を守りました。2度目の戦争では、やむを得ずドイツと同盟しました。兵器の補充が出来なかったからです。戦後、枢軸国側の国として責任を問われました。
この時、陰に日なたにフィンランドを全面支援したのは、スウエーデンです。フィンランドの実質的な後方支援基地の役割を果たしました。フィンランド旧ソ連の軍門に下れば、次はスウエーデンだからです。
冬戦争 - Wikipedia
継続戦争 - Wikipedia

その関係は、進化して今では北欧の姉妹国家です。
運命を共に歩むという意味は、このようなことです。

フィンランドが、NATOに加盟するのは単に一つの国が加盟するのとは、訳が違います。
ロシアを除けば、ヨーロッパ最強の陸軍国家がNATOに加わります。元々現在、NATOがロシアに対して圧倒的な優位に立っています。そこにヨーロッパ最強の陸軍国家がNATOに加わります。
フィンランド国防軍が、どのように強力であるかは説明を省きます。
【ロシアに侵略されても備えはできている 最強の防衛戦略を持つ「軍事大国」フィンランド
4/23(土) 9:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d187a8ddbdc40bfa5e1ddfe038f58d8e5563ae65

トルコの態度は怪しいですが、南はトルコから北はフィンランドまで、対ロシア包囲網が完成します。
ロシアの悪夢と言えるでしょう。
これ以上ない、最悪の事態が発生しました。

結局、プーチンウクライナ軍事侵攻はロシアに最悪の結果をもたらしました。

ウクライナ軍もNATOから、攻撃的重火器の支援を得て反撃に転じつつあります。

プーチンは、将棋で言うなら詰んでしまった状態にあります。東部・南部のロシアの占領地域もやがては、ウクライナが回復すると思われます。

ウクライナ軍の犠牲も、もちろん多いです。
しかし、ロシア軍がどれだけ戦死者・戦負傷者を出しているのかは不明ですが、戦術大隊軍(約19万人)の25%が戦闘力を失った状態にあることを考えるなら?
最大、4~5万人の戦死傷者が出ている可能性すらあります。破壊された戦車は、ウクライナ軍の発表では1000両。ウクライナが捕獲してウクライナ軍に配属された戦車は100両以上。ウクライナ軍の戦車は、NATOが戦車を供与する前から、戦争前より増えているという皮肉な事実があります。

もう、ロシア軍に残された道は、ウクライナの土地で全滅するか?ロシアに撤退するしかありません。
ロシア政府や軍首脳を見ていると・・・
旧日本軍の大本営を連想させます。
まあ、ウクライナ軍にロシアに進攻する能力はないと思いますし、それはNATOの支援が得られません。

一番ありそうな妥協策は、戦争前の現状を回復しウクライナが特定している戦争犯罪者をウクライナに引き渡すこと。ロシアの海外資産をウクライナの復興資金に充てることなどが考えられます。

プーチンの気まぐれな「火遊び」は、ロシアに絶望的な結果をもたらしつつあります。
独裁国家が、滅びゆく道をロシアは歩みつつあるように見えます。帝政ロシア旧ソ連プーチン独裁国家
結局、全部独裁国家です。最後の仕上げをプーチンがしているところのようです。

 

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