「北の山・じろう」時事問題などの日記

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クルド人と呼ばれる人々・2022年06月04日(土)20:06

国を持たない最大の民族だそうです。
私が初めてクルド人を知ったのは、トルコのクルド人武装独立闘争をしていて新聞の記事になっていました。

随分、昔の話です。
最近、アフガン問題を調べているうちに、タジク系の人々を知りました。だから、タジク系の人々を政治に参加させない限りアフガンの内政は、安定しないと思います。

クルド人の起源は、はっきり分かっていません。イラン系の山岳民族のようです。
共通の言語を持ち文化を持つから、クルド人と理解されています。
居住地区が、ちょうど中東の大国の接点にあります。
だから、中々自分たちの国を持つことが出来ず、どこかの大国に支配される歴史が、今も続いています。
クルドの国は、ありませんが?
居住地域を見ると、大体どこら辺か分かります。

現在、シリアのトルコとの国境地帯・イラク北部・トルコ南部・多分隣接するイランの一部。大体、このあたりに住んでいます。

クルド人はどんな人たち? 4カ国に暮らす理由
19年秋、国を持たない世界最大の民族の居住地はとりわけ政情不安になっている
2019.10.24
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/102100607/

イラククルド人の若者(写真)
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/102100607/02.jpg?__scale=w:500,h:334&_sh=0b40d00a40

大体、女性の衣装を見るとどこの民族か分かります。
中央アジアや中東で見られるファッションです。
国と地域により、好みは異なりますが大体、似た特徴があります。
日本の大学の卒業式で、こんなカラフルでデザイン性に優れた衣装を着た女の子は、絶対に見ることは出来ません。

東ヨーロッパにも似たようなデザインと色彩感覚があります。

中央アジアから中東、東ヨーロッパは衣装的には似たような特徴があります。もちろん、国や地域により女性の好みは違いますが。

アメリカ・イラク戦争の最大の恩恵を受けたのが、イラクの北部に住むクルド人です。自治権を獲得し石油資源もあります。写真は、イラククルド人です。

シリアのクルド人は、シリア内戦の中で?
最初はアメリカ軍の支援を得てシリア政府と敵対していましたが?アメリカ軍が撤退したためシリア政府に付きました。
現在はシリア政府に敵対してはいません。
それどころか、シリア政府にとっては「トルコに対する盾」の関係です。

クルド人組織、シリア政府が支援で合意 トルコの進攻で
2019年10月14日
https://www.bbc.com/japanese/50037897

とにかく、トルコ政府は歴代クルド弾圧政策を取ってきました。トルコのクルド人に対する警戒感は強く、シリアのクルド人にまで攻撃を加え、国境から遠ざけようとしています。
これが、西欧諸国からトルコが嫌われる最大の理由です。

なぜトルコはクルド人を攻撃するのか? アメリカの“安全装置”が外れた中東で次に起こる3つのシナリオ
モーリー・ロバートソンによる世界のツイート解説
2019年10月27日 日曜 午前11:30
https://www.fnn.jp/articles/-/13405

トルコ “クルド人武装組織掃討”でシリアとイラク空爆 死者も
2022年2月3日 10時12分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220203/k10013464171000.html

要は、トルコ政府はクルド人が団結することを恐れています。イラククルド人自治権を得て、シリアのクルド人がシリア国内で一定の権力を持つと、トルコ国内のクルド人の反政府行動が激化する恐れがあるからです。

イラン国内のクルド人は、現在イラン政府から武力弾圧された状態で、今後どうなるかは分かりません。ここでも自治権獲得や武装闘争はありました。

クルド人の国家が出来ると困るのが、トルコとイランです。人口3000万人の山岳民族国家が出来て嬉しい周辺諸国は、ありません。

トルコ政府の考えは分かります。
国境に緩衝地帯を作り、そこにシリア難民を帰還させたいのです。シリア難民の最大の受け入れ国は、トルコです。でも、ウクライナと違いシリア難民の援助はトルコ政府が単独でしているでしょう。

これは、パキスタンとアフガン難民との関係も同じです。一時期は、最大600万人のアフガン難民がパキスタン領内で暮らしていました。それを生活支援したのは、パキスタン政府です。外国からの援助などほとんどなかったでしょう。パキスタンとアフガンの多数民族は人種が同じです。だから、パキスタンは困っている隣人を受け入れ保護しました。タリバンの生い立ちは、パキスタンの難民キャンプの神学校の生徒たちです。彼らは戦闘可能な年齢に達すると陸続と、アフガンに進行し地方軍閥の打倒のための戦いを始めました。それが、現在のタリバンの起源です。
ですから、私はタリバン政府を批判はしたくはありません。良い政治をして欲しいと願いますが?

私は、神様にお祈りしています。
いつか、クルド人の国家が出来ますように・・
そして、他の少数民族も独立するか自治権が得られますように・・