世界株式市場時価総額ランキングーその2
その後、気が付いたんですが?
これは、「落ちぶれ度ランキング」でもあります。
ただ、これが国力や経済力を表したものではありません。
単に、株式市場の時価総額ランキングにすぎません。
ランキング入りは、東アジアが4か国で最多。
北米2か国。南アジア1か国。中東1か国。西ヨーロッパ2か国。
何か?栄華盛衰を思わせます。
かつて経済繁栄の中心であったであろう西ヨーロッパは、たった2か国です。大英帝国はランキング外です。
代わりに東アジアから4か国がランクインしています。
ランキングを見ると、世界経済の現在の流れが見えます。
徐々に、西ヨーロッパから東南アジアに経済の中心が移動しつつある様子が伺えます。
香港と中国を一つとみても、東アジアは3か国。
地域別では、最多です。
一時期、中国マネーを求めて西ヨーロッパの政府要人が「中国詣で」をしていました。ドイツのメルケル首相などその最たる例です。
アメリカが世界の経済界のダントツの一番であることには変化はありません。しかし、中国がその半分に迫る勢いです。最近の中国の横暴な振舞の理由が分るでしょう?
現在、ウクライナ戦争をしているロシアは、GDPでも韓国の次の世界大11位です。
落ちぶれ度、ランキングを作るのも面白いかもしれません。ドイツや韓国は輸出比率のGDPに占める割合が極端に多い国です。
アメリカ、中国、日本は内需国です。
内需大国が、ランキングの上位を占めているのは興味深いところです。