NYダウとの比較で日経平均の価格を推定する
価格のギャップを生じさせたのは、主にショートの部分的な利益確定であったのではないかと推測します。１０００円安値から上昇した理由がないからです。
そして、ショートが部分的に利益確定し終わったなら価格のギャップを埋めるべく、思いっきり売ってくるでしょう。
NYダウとの比較で日経平均の価格を推定すると、２６０００円が当日の妥当価格です。その後のNYダウの下落は、４～５％でしょう。２６０００マイナス４～５％が、現在の妥当価格と推測されます。
今現在、NY市場はダウは比較的下げ幅が少ないですが。
S&P５００は、２％以上の下落。ナスダックは、３％くらいの下落です。S&P500は、危険ラインの４０００に接近しつつあります。４０００割れは時間の問題で今夜、４０００を割り込むかもしれません。NYの「爆弾」の爆発のリスクは、大きくなりつつあります。
問題は、これほど下げてもNY株に値ごろ感が出てこない点にあります。
ナスダックは、ほぼ終わりだと思います。
S&P500は、３８００を割り込むと大きなリスクが現実化します。
私が、昨日感じた恐怖は「買う者」が誰もいなかった事です。そして、売り方は「売り切り」を思わせました。つまり売り切った後は、当分その資金はマーケットに戻りません。換金売りだからです。そのため機械的に一定分量を売り切る動きが感じられました。
買い手がいない状況は、しばらく続と思われます。
こうなれば、誰もが下げを予想し目先下がりきるのを待つでしょう。NYが目先底入れするまでその状況が続くと推測されます。
今日下げてもＮＹダウとの価格差は、まだ大きいです。
「売り切り」の売りが出始めたことが、怖いのです。
それは、今後もしばらく継続すると思います。
つまり、東京市場を見限って流出する資金が多くなると言うことです。売り切る場合は、値段に関係なく予定分量を売ります。下を売る恐怖がありませんから、どんどん下を売ってきます。そこにショートの売りが加わります。下げが加速します。
今日の下げは、その始まりだと思います。
かなり、きつい下げが予想されます。
そして、それはしばらく続くと思います。
そう考えておいた方が、無難だと思います。
